答えは自分で見つけるもの昨夜、”真下正義”を観終わった直後、彼女がにっこりしながら言いました。「この監督さん、ストーリー作りのツボを掴んでるね」 彼女は山口では唯一の全国レベルと言われている劇団で演劇のイロハをみっちり仕込まれた、ある意味”通”なので、そういう感想を平気で言います。 脚本と演出のつながりや、それを細部で表現すると言うことの意味を理解しています。 (グラフィックデザイナーの卵ですが、彼女の作るデザインにはストーリーがあります。それはその演劇経験がバックボーンになっているから出来ることだったりします) 商売と映画、あるいは演劇。 ジャンルは違うけれど実は繋がりますね。 彼女の言った「ツボを掴んでいる」と言う表現の意味は彼女の中にあります。 でも、実は私も似た感想をこの映画を見ながら感じていました。 「この監督さん、商売させたら上手いぞ」 と。 商売にもツボがありますね。 商売のうまい人は例外なくこのツボを掴んでいる。 そのツボが何か?と聞いた時の表現は、その人ごとに違ってたりします。 でも、意味することは実は同じだったりもします。 ビジネス本を読むと、表現は違えど同じ事を繰り返し色々な人が語っています。 でも、その違いはその著者なりに掴んだツボを、その人なりの表現で語っているからで、繰り返しに感じるのは、そのツボそのものの意味することは同じだったりするからです。 ツボは一緒。 映画も演劇も商売も、です。 そして大事なのは、自分の言葉で表現できるつぼを見つけることです。 あなたにとってのツボは何でしょうか? コンサルであってもトレーナーであってもコーチであっても、その人の答えをこちらで用意することは出来ません。 それはあなた自身で見つけるものです。 そして、見つけた時に分かるはずですよ。 「ああ、みんな同じ事を言っていたんだな」 と。 |